01 / MOVEMENT確認された行動
- 技術
- 核融合
- 種別
- 製造・完成
- 主体
- 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
- 行動
- 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(理事長 小安重夫。以下「QST」)と三菱電機株式会社(執行役社長 漆間啓。以下「三菱電機」)は、日欧共同で進めている「幅広いアプローチ活動」 *1 のうちJT-60SA * 2 において、プラズマの位置を高速かつ精密に制御するための中核技術である、高速プラズマ位置制御コイル * 3 (Fast Plasma Position Control coils, 以下、「FPPC」)2体を完成させました。 JT-60SAは、2023年の初プラズマ試験時、160立方メートルという巨大なプラズマ体積を達成しています。2026年から開始予定のプラズマ加熱実験では、今回完成したFPPCでプラズマ制御を行い、プラズマ電流550万アンペア(5.5MA)を目指します。 FPPCは、JT-60SAの真空容器(内径10メートル)の2か所に設置する直径8メートルの銅製コイルで、FPPCに流す電流(最大5000アンペア(5kA))を10ミリ秒という高速で制御し、プラズマの位置と形状を精密に制御します。QSTがFPPCの性能や容器の中でコイルを製作するための基本設計を行い、三菱電機がそれを実現する製作方法を新たに考案し、協力して仕上げの位置出し方法を確立しました。その結果、プラズマの安定制御に必要な精度である、FPPCの位置・形状精度を±2ミリメートル以内で完成させることができました。 今回開発された製作方法は、南フランスに建設中のイーター *4 における容器内コイル製作に貢献します。また、今後、JT-60SAで行われるFPPCを用いたプラズマ制御は、イーターで計画されているプラズマ制御を事前に検証できるものであり、国際的にも競争が激化しているプラズマ制御技術の確立やAIによるプラズマ自動制御技術の礎となるものです。今回のFPPCの完成は、フュージョンエネルギー研究開発を世界的に推進するための重要な一歩となります。
02 / EVIDENCE一次情報の根拠
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(理事長 小安重夫。以下「QST」)と三菱電機株式会社(執行役社長 漆間啓。以下「三菱電機」)は、日欧共同で進めている「幅広いアプローチ活動」 *1 のうちJT-60SA * 2 において、プラズマの位置を高速かつ精密に制御するための中核技術である、高速プラズマ位置制御コイル * 3 (Fast Plasma Position Control coils, 以下、「FPPC」)2体を完成させました。 JT-60SAは、2023年の初プラズマ試験時、160立方メートルという巨大なプラズマ体積を達成しています。2026年から開始予定のプラズマ加熱実験では、今回完成したFPPCでプラズマ制御を行い、プラズマ電流550万アンペア(5.5MA)を目指します。 FPPCは、JT-60SAの真空容器(内径10メートル)の2か所に設置する直径8メートルの銅製コイルで、FPPCに流す電流(最大5000アンペア(5kA))を10ミリ秒という高速で制御し、プラズマの位置と形状を精密に制御します。QSTがFPPCの性能や容器の中でコイルを製作するための基本設計を行い、三菱電機がそれを実現する製作方法を新たに考案し、協力して仕上げの位置出し方法を確立しました。その結果、プラズマの安定制御に必要な精度である、FPPCの位置・形状精度を±2ミリメートル以内で完成させることができました。 今回開発された製作方法は、南フランスに建設中のイーター *4 における容器内コイル製作に貢献します。また、今後、JT-60SAで行われるFPPCを用いたプラズマ制御は、イーターで計画されているプラズマ制御を事前に検証できるものであり、国際的にも競争が激化しているプラズマ制御技術の確立やAIによるプラズマ自動制御技術の礎となるものです。今回のFPPCの完成は、フュージョンエネルギー研究開発を世界的に推進するための重要な一歩となります。
根拠箇所: 本文の該当箇所
掲載内容
QSTと三菱電機がJT-60SAの真空容器内で高速プラズマ位置制御コイル2体を所定の位置・形状精度で完成させた。
03 / SOURCE原資料
世界最大プラズマを安定に維持する高速プラズマ位置制御コイルが完成 JT-60SAの容器内で直径8メートルのコイルを精度±2ミリメートルで製作
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